日米「東アジアで許さず」

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共同通信
ブリンケン米国務長官(左)と言葉を交わす林外相=7日、ブリュッセル(外務省提供)

 【ブリュッセル共同】林芳正外相は7日(日本時間同)、ブリンケン米国務長官と訪問先のベルギー・ブリュッセルで会談した。ロシアによるウクライナ侵攻を取り上げた上で、現状変更の試みを東アジア地域で許さないよう連携する考えで一致した。中国を念頭に置いた対応。

 両外相は「中国の諸課題」で意思疎通を図ることも申し合わせた。諸課題は中国による南シナ海での海洋進出や沖縄県・尖閣諸島周辺での日本領海侵入、武力統一を否定していない台湾政策などを指すとみられる。中国をにらんだ日米豪印4カ国首脳会合の日本開催に向け、調整を続けることとした。