ウクライナ支援募金所の看板に
ロシア人が使用した抗議プラカード
ロシアのウクライナ侵攻に抗議するため、デモに参加したモスクワ市民らが使ったプラカードが、ウクライナ難民への寄付を集める募金所の看板として、マンハッタン区の道路に設置されている。タイムアウトが5日、報じた。
置かれたのは、西30丁目214番地、西36丁目7番地の各募金所。1カ月以上前に行われたデモで使用されたもので、実際の抗議用資材にロシア語で「戦争反対」と書かれている。募金所は非接触型となっており、クレジットカードをタップするだけで、簡単にウクライナに寄付を行うことができる。寄付額には、2ドル、5ドル、10ドルの選択肢がある。
寄付による収益は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に直接寄付される。UNHCRは、東欧で故郷を追われた家族に命を救う手段を提供するため「ウクライナ緊急事態」を立ち上げた。提供される支援には、法律相談や心理社会的支援、寝袋、子供のための保育所へのアクセス、さらには厳しい冬の天候から人々の家を守るためのプラスチック製の防水シートが含まれる。
戦争が始まって以来、ウクライナから400万人が脱出し、600万人以上が強制退去させられたと推定されており、寄付は大きな支援となる。
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