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共同通信
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岸信夫防衛相は12日夜、イタリアのグエリーニ国防相と防衛省で会談した。ロシア軍による侵攻が続くウクライナの情勢を巡り「民間人の殺害は重大な国際人道法違反で断じて許されない」と非難。グエリーニ氏は「国際社会と共に断固として非難したい」と言及した。イタリアは先進7カ国(G7)や、北大西洋条約機構(NATO)のメンバー国。
両氏はインド太平洋地域での中国の覇権主義的な動きを踏まえ、一方的な現状変更の試みに反対する考えで一致。岸氏は会談で「欧州とアジアの安全保障は不可分だ。インド太平洋地域への関与の高まりを歓迎する」と強調した。