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共同通信
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バイデン米政権が昨年6月と9月に核爆発を伴わない臨界前核実験を2回実施していたことが12日、分かった。米エネルギー省核安全保障局(NNSA)が共同通信に明らかにした。バイデン政権で初の実施で、1年に2回行うのはオバマ政権下の2010年以来。ロシアや中国との対立で核軍縮が停滞する中、核戦力の近代化を推進している実態が浮き彫りになった。
NNSAによると、西部ネバダ州の地下核実験場で21年6月22日に「ナイトシェードB」と称する実験を実施。9月16日に同「C」を行った。3回続きの第2、3回目で、初回の同「A」はトランプ前政権下の20年11月に行われた。