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共同通信
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【テヘラン共同】イランの最高指導者ハメネイ師は12日、イラン核合意の立て直しに向けた米国との間接協議に関し「われわれの交渉チームは、相手(米国)の過剰な要求に抵抗してきており、今後も続ける」と政府高官らに向けた演説で表明した。最高指導者事務所が発表した。
間接協議でイランは指導部の親衛隊的な性格を持つ軍事部門、革命防衛隊のテロ組織指定解除を要求。だが米国と折り合いが付かず、協議は行き詰まっている。ハメネイ師の今回の発言で、イランは指定解除を「譲れない一線」(政権幹部)と改めて強調する狙いがありそうだ。
革命防衛隊の指定解除は核合意とは直接関係がない。