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共同通信
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学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設に関する行政文書を国が開示しなかったのは不当として、情報公開請求をした東京都の翻訳業福田圭子さん(64)が開示を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁(足立哲裁判長)は14日、訴えを退けた一審東京地裁判決を変更し、一部の文書開示を命じた。
地裁判決によると、福田さんは17年9~11月、愛媛県今治市での獣医学部の設置認可申請に関する行政文書の開示を国に求めた。一部は開示されたが、工事の見積書や校舎の図面、文科省に提出された学園の理事会議事録などは不開示とされた。
地裁判決は国の処分を適法とし、福田さん側が控訴していた。