Published by
共同通信
共同通信
立憲民主党は、夏の参院選で「民主党」の略称を使用する方向で調整に入った。国民民主党とともに昨年の衆院選で「民主党」の略称を使って多くの案分票が生じたため、両党で扱いを協議したが、進展が見通せないと判断した。複数の関係者が14日明らかにした。国民幹部は「交渉は決裂していない」と反発。自民党に接近する国民を立民は批判しており、略称問題も加わって両党の溝は一層深まりそうだ。
両党は衆院選比例代表の略称を「民主党」と総務省に届けた。「民主党」と書かれた票は362万票を超え、有効票の割合に応じて案分。立民に295万票余り、国民に66万票余りが割り振られた。