ロシア黒海旗艦沈没

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共同通信
ウクライナ南部クリミア半島のセバストポリ北西の沖合に浮かぶロシア黒海艦隊旗艦の巡洋艦モスクワを捉えた衛星画像=10日(マクサー・テクノロジーズ提供、ロイター=共同)

 ロシア国防省は14日夜(日本時間15日午前)、黒海艦隊旗艦の巡洋艦モスクワが沈没したと明らかにした。港へのえい航中に海が荒れてバランスを失ったという。タス通信などが伝えた。ウクライナ軍は14日、同艦を巡航ミサイルで攻撃したと発表していた。

 ロシア側は攻撃を受けたことを認めていないが、黒海沿岸部の制圧を目指す中、旗艦を失って軍事的に大きな痛手となった。海上からの地上部隊支援にも支障が出ることは必至だ。

 沈没に先立ってロシア国防省は14日、モスクワの艦上での火災で弾薬が爆発して「重大な損傷を被った」とし、乗組員は避難したと発表していた。(共同)