Published by
共同通信
共同通信
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が15日、共同通信の単独インタビューに応じ、重症化リスクが比較的低いオミクロン株流行下では「社会活動を完全に止めるようなオプションはないのではないか。対策は新しいフェーズ(局面)に入った」とする見解を述べた。感染拡大の防止に重点を置くこれまでの対策から、感染者数を一定程度に抑えて、社会経済活動とのバランスを重視することに軸足を移す姿勢を明確にした。
新型コロナが流行してから2年以上がたち、人々がウイルスへの理解を深めていることに触れ、再び学校やデパートを閉じる必要はないと指摘した。