ニューヨーク市警察(NYPD)は21日、マンハッタン区イーストハーレムの公営住宅でパトロール中だったNYPDの女性警官(26歳)にけがをさせたとして、同事件現場の住宅に住むジョン・ピカ(26歳)を逮捕した。
ピカ被告は、同区パーク・アベニューと北104丁目近くにある公営住宅クリントンズハウスの裏出入口付近で、3人の男と1人の女が大麻を吸引していたところ、2人の女性警官に見つかった。その後、ピカ被告が女性警官ともみ合いになり、同警官は地面に押し倒された際に前歯を数本折り、口を切るなどのけがを負ったという。
同警官は、駆けつけたほかの警官と共にプレスバイテリアン・ホスピタルへ向かい緊急歯科手術を受けたが、すぐに退院した。
同日、ピカ被告は同地区の23分署に連行され、警官に対する暴行の重罪で取り調べを受けた。
また、事件直後に事故現場である公営住宅の裏で、黒い服を着た2人の男の姿が目撃されているが、ピカ被告の身長や体重など犯人を特定するための情報を警察がどのようにして入手したかについては明らかにされていない。同被告の居所については、ある人物からの内報があり、これが逮捕につながったという。
被害に合った同女性警官は、勤務1年半目でマンハッタン区北部に配属されている。