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共同通信
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【安山共同】韓国の珍島沖合で14年4月、旅客船セウォル号が沈没し修学旅行中の高校生ら304人が死亡・行方不明となった事故から16日で8年を迎え、現場となった海域で遺族らが船の上から海に花を投げ入れた。追悼行事は各地で開かれ、遺族は真相究明を求めた。
生徒250人が死亡した高校があるソウル郊外の安山市での式典では、娘を亡くした父キム・ジョンギさんが遺族代表として追悼の辞を述べ、事故当時の朴槿恵政権や文在寅現政権が「原因究明に消極的だ」と批判。尹錫悦次期政権へ積極的な取り組みを求めた。
金富謙首相は「国民の命を守れなかった。政府を代表し謝罪する」と述べた。