米食品医薬品局(FDA)はこのほど同社のウェブサイト内で、カリフォルニア州カトラーのワウォナパッキングカンパニーが出荷した果物が、リステリア菌に汚染されている恐れがあるため、自主回収をすると発表した。
これは同社の自主検査で問題が見つかったため、回収へ踏み切ったというもの。菌に汚染されている可能性がある対象は、同社が6月1日から7月12日までに箱詰めして出荷した桃とネクタリン、プラム、プルオット。
ニュージャージー州にある7店舗を構えるスーパーマーケットのウェグマンズは、問題の商品を使用した焼き菓子を販売したとして、顧客に返品や廃棄を呼びかけている。また、全国チェーンのサムズクラブ、ビージェイズホールセールクラブ、トレーダージョーズ、ストップアンドショップ、ホールフーズ、コストコなどへも、今回の対象となっている果物が出荷されていたと報告している。
小児や高齢者がリステリア菌に感染すると、リステリア症を発症し死に至る場合もある、また妊婦には流産や死産の恐れがあるとされている。
同社ではこれまでに消費者から感染の報告は来ておらず、当該日付以外の果物からは菌の検出はされていないとしている。