自民、相手国司令部も攻撃目標

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共同通信

 自民党安全保障調査会(会長・小野寺五典元防衛相)は20日の幹部会合で、政府の外交・安保政策の長期指針「国家安全保障戦略」など3文書改定に向けた提言案について大筋で合意した。自衛目的で相手領域内のミサイル発射を阻止する「敵基地攻撃能力」は改称した上で保有。反対論があった相手国の司令部などを念頭に「指揮統制機能」を攻撃目標に加えることも一致した。名称は小野寺氏に一任した。21日に全体会合を開いてまとめる。月内に岸田文雄首相へ提言を提出する。

 名称は、弾道ミサイル攻撃を含む日本への武力攻撃に対する「反撃能力」や「打撃力」などが有力案として検討されている。