Met前のフードベンダー、夜間放置で違反切符

 ニューヨーク市保健局が25日、メトロポリタンミュージアム前の8つのフードベンダーに対し、一晩中カートを無人で放置したとして違反切符を切ったとNY1が報じた。しかし、これらのベンダーのオーナーたちは、「自分たちは何も間違ったことをしていない」と抗議している。
 彼らはみな傷痍軍人で、ミュージアム前の広場で食べ物を売るライセンスを与えられている。
 オーナーたちの証言によると、同局の調査員たちは25日の午後4時半ごろに来て、何の説明もなく違反切符を切ったという。
 NY1のインタビューに応じたあるオーナーは「調査員たちは我々の権利を侵し、規約に従っていない」と述べた。また別のオーナーは「カートのすぐ隣でメニューなどのシールを剥がしていただけで、どこにも行ける訳がない。彼らがしたことは完全な違法行動だ」と不満を漏らした。「24時間警備の警察官や、ミュージアムの監視カメラの映像など、自分たちがカートの近くにいたことを証明する証拠はいくらだってあるはず」と語るベンダーの持ち主もいる。
 食の安全規定によると、カートを無人で放置できるのは30分までとされている。
 なお同局は、フードベンダーが無人放置されているという苦情を受けてから違反切符を切ったとしている。