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共同通信
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【ワシントン共同】プライス米国務省報道官は21日の記者会見で、中国と南太平洋の島国ソロモン諸島の安全保障協定について「周辺地域と相談しておらず、闇に包まれた、はっきりしない合意だ」と批判した。バイデン政権は中国が協定を通じて南太平洋の軍事拠点化を図ると警戒を強めている。
プライス氏によると、米国のキャンベルNSCインド太平洋調整官と、クリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)が米東部時間21日にソロモン諸島に到着。協定への懸念を伝達するとみられる。
中国外務省の汪文斌副報道局長は「米国や米同盟国としか安保協力をしてはならないのか」と反発した。