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共同通信
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【ブリュッセル共同】ロシアのウクライナ侵攻を受け、北欧フィンランドとスウェーデンで北大西洋条約機構(NATO)加盟の機運が高まり、6月にも加盟申請に踏み切るとの観測が出ている。NATO拡大阻止を狙った侵攻だったが、逆に拡大の勢いが加速した。
NATOは既に、欧州連合(EU)加盟国でもある両国と密接な関係を築いており「最も近いパートナー国」(ストルテンベルグ事務総長)。侵攻後も首脳会議や外相会合などに両国を招待し、加盟の可能性について協議してきた。両国がひとたび加盟を決断すれば歓迎する立場を繰り返し表明している。