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共同通信
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天皇陛下は23日、熊本市であった第4回アジア・太平洋水サミットの開会式にオンラインで出席し、記念講演をされた。水問題に関し「連帯して取り組まねばならない喫緊の課題」とした上で「全ての人々が、豊かな水の恩恵を受けて安心して日々の暮らしを営むことが可能となり、全世界の平和と繁栄につながっていくことを心から願います」と語った。
講演の題は「人の心と水―信仰の中の水に触れる―」。陛下は自ら撮影した写真を交えながら、日本やアジア各地に見られる竜神などの信仰を紹介。「時間と距離を超えた人と水との深い関わりは、ゆるぎない共感と連帯の土台を形作っている」とした。