船長は昨年の座礁事故で書類送検

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共同通信
観光船「KAZU 1」の事故を受けて、網走海上保安署に入る船舶事故調査官=24日午後6時4分、北海道網走市

 第1管区海上保安本部は、昨年6月に北海道斜里町の港で起きた座礁事故を巡り、安否不明となっている観光船の豊田徳幸船長(54)=斜里町=を業務上過失往来危険容疑で書類送検していたと明らかにした。海保はことし1月に豊田船長を業務上過失往来危険容疑で書類送検したが、刑事処分は出ていなかった。1管は今回の事故について、業務上過失致死容疑などでの捜査を検討している。

 今回の事故を受け、国土交通省は24日午後、運航会社「知床遊覧船」(斜里町)に対する特別監査を開始。同社の安全管理規程や運航基準の確認を進めた。運輸安全委員会の船舶事故調査官3人も現地入りした。