ロシア軍、金属片散乱の弾使用か

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共同通信

 【ロンドン共同】ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊のブチャやイルピンで複数の遺体からダーツのような鋭利な金属片が見つかり、ロシア軍がこの地域で、一つの弾丸に多数の金属片が詰め込まれた「フレシェット弾」を使用した可能性があることが分かった。英メディアが25日までに報じた。

 英紙ガーディアンなどによると、フレシェット弾には長さ3~4センチのダーツやくぎのような金属片が使われ、戦車や銃器から発射されると数百メートルにわたって散らばる。弾丸一つに最大8千の金属片が含まれる。第1次大戦ごろから使われ、ベトナム戦争で米軍が使用した。