自転車レーン拡張に9億ドル投入
NY市、5年間で安全対策推進
ニューヨーク市で交通死亡事故が急増する中、アダムズ市長は23日、今後5年間に、9億400万ドルを自転車レーンの拡張やその他の安全対策に費やすと発表した。ニューヨークポストが報じた。
デブラシオ前市長の「NYCストリート計画」で昨年末に打ち出された目標を拡大した内容で、市の自転車レーンやバス専用車線の距離を大幅に拡張するとしている。前市長の計画は10年間で、5年以内にバス専用車線を150マイル、自転車専用レーンを250マイル拡張、約5000の交差点で公共交通機関の信号優先、2年以内に100万平方フィートの歩行者用スペースを新たに設けるというもの。アダムズ氏はこれに加え、5つの自転車専用レーンに物理的なバリアを設置する作業に直ちに取り掛かると主張。また、以前、約束していた20マイルの保護レーンの半分を、23年末までに設置すると述べた。
イダニス・ロドリゲス市運輸局長は「市には無謀な運転や無分別な交通暴力に対処するための仕事がまだたくさんある」とした上で「この新しい約束は素晴らしいスタートだと信じている」と話した。市警(NYPD)のデータによると、17日時点で、市では歩行者を含む62人が自動車事故で死亡しており、前年同時期の51人と比べ、21.6%急増している。
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