従業員半減、運航体制に不備か

04/26/2022

　北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU　1（カズワン）」＝19トン＝が遭難し11人が死亡、15人が行方不明になった事故で、運航会社「知床遊覧船」（斜里町）の船長ら従業員が約2年前から半減し、直近は3人となっていたことが27日、同社元従業員らへの取材で分かった。

　第1管区海上保安本部（小樽）は同社の運航体制に問題がなかったかどうか、業務上過失致死や業務上過失往来危険の疑いでの立件を視野に調べを進める。1管は夜通しで不明者を捜索。同社社長は同日午後、乗客の家族への説明と記者会見を実施する。