元ホームレスが道路清掃 助成金で清掃範囲拡大

 擁護団体Doeファンドは、ホームレス支援の一環としてクイーンズ区ロングアイランドシティーで行っている道路清掃作業の範囲を拡大した。
 同団体は、「レディー・ウィリング・アンド・エイブル」というプログラムを実施し、ホームレスや服役歴のある者に住む所や食事を提供すると共に、職業訓練や仕事の手配を行って自立を支援している。
 同団体の清掃員は2年前からウッドサイドで清掃を始めたが、ニューヨーク市議会議員ジミー・バン・ブレイマー氏が昨年夏、市の予算から助成金を獲得し、清掃員を増員。清掃範囲をバーノン・ブルーバードとハンターズ・ポイント11丁目まで拡大した。
 ブレイマー氏はことし、13万3000ドル以上の市助成金を同団体のために割り当てることに成功、これにより1週間のうちの3日間はバーノン・ブルーバードと45アベニューの間、ジャクソン・アベニューでも清掃が行われるようになった。
 また、地下鉄7トレイン駅周辺やウォーターフロントへのアクセスに利用されている50アヴェニュープラスキ橋下の汚い通路も清掃範囲に含まれている。
 清掃員は今週始めから拡大地域での清掃を開始しており、すでに目に見える成果を上げているという。