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共同通信
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【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は27日、上院歳出委員会で証言し「国連教育科学文化機関(ユネスコ)での議論は非常に重要であり、米国が再加入することは国益に資する」と述べ、トランプ前政権が脱退したユネスコへの復帰に意欲を表明した。中国が米国不在の隙を突き、教育や人工知能(AI)などの国際的なルールづくりを主導する可能性があるとして警戒感を示した。
「米国第一」を掲げたトランプ前政権は、ユネスコの姿勢が反イスラエル的で偏向しているとして2017年に脱退すると発表した。
ブリンケン氏は「イスラエルも米国の復帰を支持するだろう」との見方を示した。