女性のための経済紙「ビズウーメン(Bizwomen)」が1日に発表した最新の調査によると、全米で最も女性が起業しやすく、また職場での成功を収めることができる都市は、ワシントンDCであることがこのほど明らかになった。同調査では、教育や収入、役職など16の項目を基準に都市のランク付けが行われた。
ワシントンDCでは46%の女性が学士号を持ち、21%が学士号以上の学位を取得しているという。収入面では、平均的な女性の年収が3万9824ドルで、全米2位のサンフランシスコ、およびオークランド市の3万6377ドルに9%の差をつけている。
またDCでは、働く女性のおよそ9人に1人にあたる11.8%が管理職についているという。
一方、全米で働く女性にもっとも厳しいのはユタ州プロボ市で、下から2番目の都市は同州のオグデンだった。両市では収入における男女格差が激しく、男性の収入1万ドルに対し、女性は4065ドルしか稼ぐことができず、オグデン市では5073ドル。全米の男女平均収入格差は男性1万ドルに対し女性7055ドルだった。
同調査は、全米人口の65%にあたる2億200万人(2012年調査時)が暮らす全米の100大都市を対象に行われた。