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ソニーは18日、米ニューヨーク・マンハッタンの中心部にある米国本社ビルを売却すると発表した。３月に米国の不動産会社への譲渡を完了する予定で、売却額は約11億ドル（約990億円）。業績不振を受けたリストラ策の一環で、資金調達と財務体質改善を図る。
ソニーは売却益の約６億8500万ドル（約617億円）を、2013年３月期連結決算で営業利益に計上する見込み。ほかにＪＲ大崎駅前のビル「ソニーシティ大崎」（東京都品川区）の売却も検討している。
米国本社ビルは36階建てで、米音楽子会社ソニー・ミュージックエンタテインメントなどのグループ会社も入居している。02年に米通信大手のＡＴ＆Ｔからビルを取得していた。
売却先は米不動産会社チェトリット・グループを中心とする特別目的会社。今後も最長で３年間、ソニーグループが賃借して利用を続ける。
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