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米連邦最高裁判所が人工妊娠中絶の権利を容認するという判決「ロー対ウェイド(Roe V. Wade)」を出してから22日で40年を迎えたが、この度NBC局および米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが実施した世論調査で、史上初めて人工中絶を擁護する人が反対派の数を上回ったことが判明した。
同調査によると、回答者の70%が現在認められている女性の人工中絶権を覆す改正法案について反対しており、1989年以来の最高値を記録した。
また、54%が人工妊娠中絶がいかなる理由や状況でも、もしくはほとんどの場合に行えるよう合法化すべきと答え、44%が違法であるべきとした。
調査を行った世論調査員の一人で共和党議員のビル・マクインターフ氏は結果を受け、「時代に伴い、有権者の意識が大幅に変化していることが汲み取れる」と感想を述べた。また同氏は、妊娠中絶の是非を問うイベントや討論が近年活発に行われていることなどが、世論に影響しているのではないかという見解も述べた。
人工中絶に関する権利の支持者の多くはアフリカ系やラテン系、学士号を持たない女性だった。
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