ロ、国際刑事裁判所に協力せず

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共同通信

 ロシア外務省のザハロワ情報局長は29日、ウクライナ侵攻に関しロシア軍の関与が疑われる残虐行為を戦争犯罪として国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)で裁こうとする動きについて「ICCの検察官は外見上の公正さや客観性すら保とうとしていない」と批判、協力しない意向を示した。ロシアはICCに加盟していない。

 発表したコメントでザハロワ氏は、ICCはウクライナ東部の親ロ派支配地域でウクライナ側が行ってきた市民殺害などには目を閉ざしてきたとし「政治的に偏っており、独立した司法機関ではない」と主張、協力の義務はないと述べた。