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共同通信
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【キーウ共同】ロシア軍が完全掌握を狙うウクライナ東部2州の戦況が膠着し始めている。米国防総省高官は29日、ウクライナ軍の抵抗で作戦に遅れが出ているとの見方を示した。5月9日のロシア祝日、対ドイツ戦勝記念日の前に戦果を上げたいロシア軍は、北部の首都キーウ(キエフ)を再び攻撃するなど焦りの色を濃くしている。
ロシア紙「独立新聞」によると、5月半ばには欧米から大量の兵器が到着しウクライナが反攻に転じる可能性がある。ウクライナの大統領府長官顧問も、供与された兵器が、5月下旬から6月初めごろに効果を発揮し始めると指摘した。