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共同通信
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【キーウ共同】ロシア軍が「制圧」を宣言したウクライナ東部ドネツク州の要衝マリウポリで4月30日、ウクライナ内務省系の軍事組織「アゾフ連隊」が抵抗を続けるアゾフスターリ製鉄所から女性や子供ら民間人数十人が退避した。同連隊やタス通信が伝えた。製鉄所には民間人約千人がとどまっているとされ、追加の退避が実現するかどうかは不明。
アゾフ連隊によると、退避したのは約20人。これに対し、インタファクス通信などによると、ロシア国防省は5月1日、計46人が退避したと明らかにした。30日の日中に25人、夕刻に21人が「人道回廊」を利用して構内から出たとしている。