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2013.03.13 NEWS

“人食い警官”に有罪判決 誘拐、人肉食は現実的

 複数の女性を誘拐して殺害し、その人肉を食べる計画を立てた疑いで起訴されていたニューヨーク市警察庁(NYPD)の元警官ジルベルト・バーレ被告(28歳)に対し、米連邦地裁は12日、有罪判決を下した。被告は捜査用の警察データベースに不正にアクセスし、「標的」とする女性の個人情報を得た罪にも問われていた。
 バーレ被告は複数の共謀者とメールやチャットでやり取りしながら、妻を含む複数の女性の誘拐計画を立て、その人肉を調理して食べる計画を綿密に練っていたとされる。弁護側は、実際には被害者は出ていないことを強調し、被告の計画は妄想にすぎないと主張していた。
 陪審員団による審議では、被告の行動が現実的な犯罪計画に当たるのか、あるいはインターネットの空想世界における妄想の延長なのかが争点となったが、2日間にわたる審議の結果、終身刑の有罪判決が下された。
 バーレ被告は、逸脱した性的嗜好や人肉食を扱うメンバー制ウェブサイトを頻繁に訪れていたほか、クロロフォルムを用いて女性を襲う方法や、ロープで身体を縛る方法などをインターネットで調べていたことが分かっている。また、標的としていた女性のうち少なくとも2人に実際に接触していた。
 量刑は6月中旬に言い渡され、終身刑となる可能性もある。

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