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共同通信
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北海道・知床沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没し、14人が死亡、12人が行方不明となっている事故で、運航会社「知床遊覧船」(斜里町)の桂田精一社長(58)が事故当日、安全管理規程に違反して事務所から離れ、航行中の豊田徳幸船長(54)との連絡や記録をしていなかったことが2日、乗客の家族に配った文書で分かった。
文書によると桂田社長は運航管理者で、安全管理規程では航行中に事務所にいるのが原則だが、当日は病院に行くため離れていた。事務所には管理補助者に登録している社員はおらず、ほかの社員に船長と連絡を取る指示もしていなかった。