首相、ローマ教皇と4日に会談

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共同通信
イタリアに到着した岸田首相(下)=3日(代表撮影)

 【ローマ共同】岸田文雄首相は3日(日本時間同)、東南アジアからイタリア・ローマに到着した。4日(日本時間同)にローマ教皇庁(バチカン)で教皇フランシスコと会談する。ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領が核兵器使用も辞さない構えを示す中、戦争被爆地・広島出身の首相として「核なき世界」の実現へ連携を確認したい考えだ。日本の首相によるバチカン訪問は2014年以来。

 教皇は19年の訪日時に広島、長崎の両被爆地から核廃絶を求めるメッセージを発信した経緯がある。岸田首相は教皇との会談で、ロシアによる核使用への反対姿勢をアピールする狙い。