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共同通信
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【キーウ(キエフ)共同】ウクライナ南東部の要衝マリウポリで、アゾフスターリ製鉄所に立てこもる内務省系「アゾフ連隊」の司令官は4日に動画を発表し、ロシア軍が突入した製鉄所内で「血みどろの戦い」が行われていると訴えた。ロシア国防省は同日夜、製鉄所内の多数の民間人退避に向け3日間の日中の一方的停戦を突然発表。ただ退避は何度も失敗しており実現性は不明だ。
ロシア軍は製鉄所攻略に一定の戦力を取られているほか、民間人が劣悪な環境を強いられ批判が強まっている。同省は戦闘停止は「ロシア指導部の決定による」と説明。内外の世論を意識し、人道的配慮を強調する狙いとみられる。