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米国で最も権威のある医学誌、米国医師会雑誌(JAMA)にこのほど、母乳で育った新生児は肥満になりにくいという議論を打破する論文が掲載された。同論議は他の医学誌や保健機関の見解と異なるため、注目を浴びている。
同研究では、母乳保育を推進するために世界保健機関(WHO)が取り組んでいる「赤ちゃんに優しい病院推進運動」に参加する、ベラルーシ国内31の産婦人科病院で1万4000人の新生児を対象に授乳環境を観察した。
新生児らを追跡した結果、11歳半の時点で、母乳のみで育てられたり、母乳期間が長い子どもが肥満になるリスクが低くなるわけではないということが判明した。
だがつい最近、米国臨床栄養学会誌に、母乳によって育てられた子どもの肥満リスクは、ミルクで育った子どもと比較して15〜25%低減されるという内容の論文が掲載されたばかりだった。
さらにニュージャージー州保健局は、母乳育児のメリットに注目し、より多くの母親が母乳で新生児を育てるよう病院のガイドラインを変更することを提案している。
研究チームは、「研究では(母乳保育による)感染性胃腸炎発症リスクの低減や、6歳半の児童の認知発達レベルの改善なども発見している。母乳保育は肥満の蔓延を防ぐことはできないが、他のメリットが多々あるため、引き続き母乳による子育てを促進し、支援することに意味はある」と論文を結んでいる。
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