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米プロバスケットボール協会(NBA)のジェイソン・コリンズ選手(34歳)が、4月29日に掲載された米誌スポーツイラストレーテッドの電子版に寄稿したコラムで、同性愛者であることを公表し、大きな話題となっている。NBAと並び“米4大スポーツ”とされる野球(MLB)、アメリカンフットボール(NFL)、アイスホッケー(NHL)の現役選手で同性愛者であることを告白したのは同氏が初となる。
コリンズ選手は2001年から08年までニュージャージー・ネッツのセンターとして活躍、今季はボストン・セルティックスとワシントン・ウィザーズでプレーし、現在はフリーエージェントとなっている。
コリンズ選手は文中で、「同性愛者であることを公表する初めてのスポーツ選手になりたかったわけではない」としながらも、カミングアウトしたことについて「とても幸せに思う」と心境を語っている。
また公表から一夜明けた30日、コリンズ選手は朝の人気テレビ番組グッドモーニング・アメリカに出演。取材に対し、「とても清々しい気持ち。周りの人々からも温かい支援をもらっている」と述べ、「自身の決断が、今後同じような境遇で悩んでいる人の後押しになれば」と話した。
NBAでは2003年に現役を引退したジョン・アメチ元選手が、07年発売の自伝書「マン・イン・ザ・ミドル」の中で同性愛者であることを告白している。
アメチ氏はコリンズ選手の告白について、「著名人は非常に大きな影響力を持っているが、多くの人が団結して行動を起こした時こそ変革が現実になる」と持論を述べた。
現役の女子アスリートでは、WNBAが同性愛者の告白を容認しており、最近ではシェリル・スウープス元選手やブリトニー・グライナー選手など、リーグきってのスター選手がカミングアウトしている。
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