ニューヨーク・コミコン、 チケット即完売 販売サイトにアクセス集中でトラブルも

過去のコミコンのようす


 10月9日〜12日にニューヨーク市のジャビッツセンターで、コミックやゲーム、映画などのポップカルチャーイベント、第9回目「ニューヨーク・コミコン」が開催される。それにともない先日、大勢のファンがチケットを手に入れようとコミック本専門店「ミッドタウン・コミックス」に長蛇の列を作った。
 16歳の息子と一緒にチケットを購入しようとしたある女性(48歳)は、6日の午後9時から翌日まで並んでようやくチケットを入手した。この女性は「オンラインで購入しようとしたが、アクセスが集中したためにウェブサイトが遮断され、回復した時にはすでに売り切れていた」という。同サイトを運営するイベント企画業者リード・ポップには問い合せが殺到した。しかし入手が困難であればあるほど、徹夜で列に並んででもチケットを手に入れたくなるのがファンの心情。また、自分と同じ情熱を分かち合う者同士の出会いの場ともなるようだ。
 ニューヨーク・コミコンを訪れる来場客は年々増え続けており、昨年は13万人以上となった。
 リード・ポップは、今年からオンライン上で購入可能なチケット数を従来の1人につき10枚から6枚に減らした。昨年は4日券が売り切れになるまで8週間かかったのに対し、今年はわずか40分で売り切れたという。