ブルックリン区ブライトン・ビーチにオフィスを構え、通称シュローモと呼ばれ自身を弁護士だと名乗っていた男が告訴された。
この男は、スティーブン・G・ディッカーマンという名の弁護士として数年間過ごし、少なくとも12件の連邦裁判への告訴を担当したという。
昨年シュローモと関わったデビッド・S・ストーン氏は、「彼をよい弁護士だとは思わなかったが、まさか弁護士でないとは思いもよらなかった」と述べている。
また男は先月29日にも起訴をしており、以前に男と関わったことのある弁護士たちも驚いている。
現在までの警察の調べでは、男がディッカーマンという弁護士ではないこと以外は不明。また、本物のディッカーマン氏は40年以上弁護士を務めていたが、2008年以降免許を更新していない。
検事のラン・グェン氏は、「先月31日に行われた被告の罪状認否でも男は自分をディッカーマンだと依然主張しており、男のフィアンセも正体を知らなかった」と証言した。
法廷文書によると、事の始まりは男が2009年にディッカーマン氏の弁護士資格を更新しようとした時で、男は業務地と居住地を変更、名前をシュローモに変えようとしていた。
男はディッカーマン氏の弁護士登録番号を使用し自身のオフィスを構え、1時間400ドルで法律相談を行っていたという。