玉城知事『本土並み』から程遠い

Published by
共同通信

 沖縄県の玉城デニー知事は9日、日本復帰50年の節目となる15日を前に報道各社のインタビューに応じた。国土面積の0.6%の沖縄に在日米軍専用施設面積の7割が集中している現状に、「復帰当時に県民が期待した『本土並み』からは程遠い」と強調した。復帰後の振興策で空港や道路などインフラ整備が進んだと評価する一方、基地問題と沖縄振興を結び付ける「リンク論」を巡っては「政府はリンクさせずに両方しっかり進める責任がある」と注文した。

 玉城氏は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り「日米と沖縄を交えた真摯な話し合いの場をつくってほしい」と要望した。