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共同通信
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【ワシントン共同】米国家安全保障会議(NSC)のキャンベル・インド太平洋調整官は9日、ロシアのウクライナ侵攻で生じた新たな戦略的環境において「インドは多くの面でどっちつかずだ」と指摘した。その上で米欧が「インドの軌道を引き寄せるよう努めることは最善の利益になる」と述べ、インド関与を根本的に強化する方針だと強調した。
米シンクタンクの「インド太平洋に関する米欧間対話」と題したイベントで講演した。長年ロシアから武器を調達してきたインドに向け「英仏などと共に技術だけでなく、安全保障や軍事分野でもどのように支援できるか深く協議している」と明らかにした。