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共同通信
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国土交通省は10日、北海道・知床沖の観光船事故を受け、小型旅客船の通信設備を全国で一斉検査すると発表した。携帯電話を陸上との通信手段としている場合、確実に連絡が取れるかどうかなどを調べる。小型旅客船の安全対策を話し合う有識者委員会の初会合を11日に開くことも明らかにした。
有識者委は海事法制や船舶工学の専門家、北海道の観光関係者らで構成。事業者の安全管理や通信・救命具など船舶設備について、罰則を含め法的規制を強化。国による監査や行政処分も厳格化する。今夏に一定の対応を取りまとめ、海上運送法など関連法改正も検討する。