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共同通信
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北海道・知床沖の観光船沈没事故で、海上保安庁のヘリコプターが現場付近に着くのに通報から3時間以上かかったことに関し、斉藤鉄夫国土交通相は10日の閣議後会見で「救助、救急態勢の強化が必要だ」と述べ、ヘリや、航空基地を拠点に海難救助に当たる機動救難士の配置を拡大する考えを示した。
海保によると、事故では別の任務中だった釧路航空基地のヘリが引き返し、給油して現場に向かったが、到着時に船体などは見当たらなかった。基地にはもう1機ヘリが配備されているが、交互に整備する運用のため稼働できなかったという。