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共同通信
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ドメスティックバイオレンス(DV)の被害者らを保護する全国の民間シェルターの85.4%が財政基盤の弱さを運営上の課題に挙げていることが11日、内閣府の調査で分かった。財源や人材確保の面で厳しい状況の施設が多い。
都道府県と政令指定都市を通じて1月に調査し、137施設から回答を得た。課題を尋ねる設問(三つまで選択可)で「財政基盤の脆弱性」の回答が85.4%と最多だった。スタッフの高齢化による人手不足や安全の確保、地域による支援のばらつきも多かった。
スタッフの勤務形態を見ると非常勤が36.6%、ボランティアが31.7%だった。