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ニューヨーク市交通局は24日、歩行者用の地図標識(マップ)をマンハッタン区チャイナタウンを含む4カ所に設置したと発表した。マップには、観光スポットやバイクレーン、地下鉄の駅なども表示されている。
このマップは、市民の健康増進や排気ガス削減を目的に市が立ち上げた“Walk NYC”プロジェクトの一環として導入された。今夏からチャイナタウンやファッションディストリクト(34丁目周辺)、ブルックリン区のプロスペクトハイツやクラウンハイツなど、市内各所に順次設置される予定で、最終的には市内全域での導入を目指す。
市交通局長のジャネット・サディック・カーン氏は、「ニューヨークの街の一部は複雑に入り組んでいるため市民ですら道に迷うと言われており、歩行者に優しい街づくりの第一歩として、統一した地図標識の設置を決定した」と今回のプロジェクトの意義を説明した。また、「市内どこでも同じマップがあることで、ニューヨーク市民のコミュニティ意識が強まることも期待できる」と述べている。
だが、チャイナタウンのウォース通りとマルベリー通り間に設置された第一弾のマップについて、近くに住む中国系の女性は「この辺りの道は確かに複雑だけど、観光客や一般のニューヨーク市民がめったに訪れることのない場所。もっと必要な場所が他にあるはず」と、市の判断に疑問を投げ掛けた。
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