アトランティック・シティ救済のためのサミット開催

 ニュージャージー州のクリス・クリスティ知事は13日、主力産業であるカジノビジネスの低迷に苦しむアトランティック・シティ救済のため、来月に超党派によるサミットを開催する計画であることを明らかにした。
 サミットには、民主党および共和党の州議員に加え、州政府職員や自治体職員、労働組合、カジノ産業の代表者らが出席する。
 ニューヨーク州など近隣の州でカジノがオープン。アトランティック・シティの客足が落ち込んだことが大きな原因で、過去1年間で3件のカジノが閉鎖している。
 13日には、レベル・カジノ・ホテルが近日中に営業を終了することを発表した。
 このため、同市ではおよそ7000件の雇用が失われたほか、市の課税対象となる資産価値が17%減少した。この影響で、格付け会社ムーディーズは先月、アトランティック・シティの信用価値を大幅に引き下げている。
 クリスティ知事はこれまでにも、カジノ以外の産業を促進して同市の経済基盤を拡大していくことの必要性を主張していた。

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