先週ワシントン・ポスト紙が「日本でのラーメンブームは終わりか」との記事を出したが、ニューヨークでのラーメン人気はまだまだ衰えず、最近は「ラーメンバーガー」や「ラーメンフライ」など、さまざまなハイブリッド料理へと進化している。
マンハッタン区ウェストビレッジにあるカフェ「プレスティー」では、ラーメンとメキシコ料理のブリトーを組み合わせた「Ramenrrito(ラーメンリトー)」が登場し、注目を集めている。
本来トルティーヤ生地に米や野菜の具を包んで食べるブリトーだが、新商品「ラーメンリトー」では米の代わりにラーメンの麺を使用している。またコリアンダー、サルサ、チーズなどをステーキやチキン、ポークなどの選んだ肉と合わせ、1.50ドルで半熟卵もトッピングできるという。
同カフェのオーナーであるジョージ・クワンさんは、幼い頃から慣れ親しんできた台湾の料理でもあるラーメンと、高校時代からの好物ブリトーを組み合わせるアイデアを思いついた。西洋と東洋の食文化融合がモットーの同店では、アジア諸国から輸入したお茶をエスプレッソの感覚で提供しており、「新商品ラーメンリトーも、まさに西洋と東洋の食文化が融合した創作料理だ」と自信をのぞかせる。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、ラーメンはニューヨーク市で近年ますます人気上昇中であり、2013年には同紙に104回もラーメンに関する記事が掲載されたという。