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次期ニューヨーク市長選への出馬を表明している市議会議長のクリスティン・クイン氏は21日、新メトロカード導入を最優先に進めるために、ニューヨーク州都市交通局(MTA)の支配権を州から市へ移し、委員会人事を刷新する必要がある、との見解を示した。
同氏はスライド式のメトロカードを使用しているニューヨークの交通システムは、他の大都市に比べ遅れていると指摘。この遅れを理由にクイン氏は、MTAの支配権を州から市へ移行させたいようだ。MTA委員会の17人の委員のうち、市が指名できるのは4人のみのため、現行では市の意向が反映されにくい状況となっている。
現在のスライド式メトロカードを最新タイプに変更する計画は、ロンドン交通局で非接触型ICカードのオイスターカードを導入したジェイ・ウオルダー氏を2009年にMTAの局長に迎え、同型のシステムの12年導入を目指し進められていたが、11年に同氏が辞任して以来、まったく進展が見られない。
一方、MTAの広報担当者は「同計画は19年の導入を目指し順調に進められており、費用を抑えるため外部の業者にシステムを開発させる方向でカード式、スマートフォン向け、キーホルダー型などを考慮中である」としている。
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