米ASEAN関係を格上げ

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共同通信

 【ワシントン共同】米国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は13日、特別首脳会議をワシントンで開催した。会議を受けた共同声明で、双方の関係を11月の首脳会議で「包括的戦略パートナーシップ」に格上げすると発表した。中国が昨年格上げした関係に米国も並ぶことになり、インド太平洋での競争をにらんで東南アジア諸国への関与を加速させる。

 バイデン米大統領は首脳会議で「米ASEAN関係における新たな時代」の幕開けを宣言した。ASEANを「米政権の戦略の心臓部」と表現し「今後50年の歴史の大きな部分は米ASEAN関係によって記される」と強調した。