初代大統領、平和を評価

Published by
共同通信

 【ディリ共同】今月20日に独立から20年を迎える東ティモールの独立運動の最高指導者で初代大統領のシャナナ・グスマン氏(75)が14日、首都ディリで共同通信の取材に応じ「平和なしに発展はなかった」と独立の意義を評価した。隣国インドネシアからの独立直後は国内の分断や暴力が続いたとし「落ち着いたのは2009年ごろ。まだ始まったばかりだ」と語った。

 将来に向けて若い世代の雇用創出や、経済成長につながる開発の必要性を強調。塩や砂糖を国内で生産し、輸入依存度を減らすなど課題は山積しているとし「今後もさらなる挑戦があるだろう」と述べた。