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米食品医薬品局(FDA)は、店頭で販売されているビタミン・サプリメントの中に、健康に害を与える恐れのあるタンパク同化ステロイドが混入している商品があると警告を発した。
問題となっているサプリメントは、ニューヨーク州ファーミングデールに本社を置くピュアリティー・ファースト・ヘルス・プロダクツ社がビタミンB栄養補助食品として販売しているヘルシーライフ・ケミストリー
「B—50」で、FDAによる分析の結果、同商品には健康に害を与える恐れのあるメサストロンなど複数の規制薬物が含まれていることが明らかになった。
栄養補助食品にこれらの薬物を使用することは違法であり、ラベルの成分表にはこれらについての表示がなかった。
FDAはこれまでに、倦怠感、筋肉の痙攣、筋肉痛ならびに肝臓や甲状腺機能、コレステロール値などの検査所見異常など、同商品の服用に関連する29件の副作用の報告を受けていた。また毛髪が異常に伸びたり、無月経となった女性、性的不能に陥ったり男性ホルモンが低下した男性についても報告されている。
同社オーナーのキャンディス・トリップ氏は同件については製造元に責任があると主張しており、商品の自発的なリコールは行わない意向を表明。これを受けFDA側は現在、同商品の使用中止と不買を消費者に呼び掛けている。
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