学生が起こしたレイプ事件の取り扱いについてコロンビア大学は15日、性的暴行に対する新方針を発表したが、中心となって改善を求めていた」学生が「その作成過程から除外されたとして大学側を非難している。
学生側は大学経営側に新方針について話し合う場を求めていたが、夏季期間中に開催されなかった。少数の学生が今週始め、学長の特別顧問から性的暴行についての会合に招かれたが、「新方針については今週発表する」とだけ告げられ、意見を述べる機会も与えられなかったという。
リー・ボリンジャー学長は、「新方針はホワイトハウス、米教育省、連邦法の最新のガイダンス、地域社会のアドバイスを反映して作成された」と述べた。また、その目標は①性的暴行やそのほかの性別に基づく不法行為の被害報告を受けた際、大学側の対応に学生からの信頼を強化すること②全ての当事者に対する公平性の確保③被害者への更なる支援―などを述べている。
新方針には、①公聴会の陪審は学生でなく学生管理課職員12人の予備要員から選ばれた訓練済みの3人が含まれる②公聴会では原告と被告のどちらにも弁護士やアドバイザーが伴うことを許可する③大学在留を許された加害者は、性的暴行についての教育プログラムを修了しなければならない―などの項目が含まれる。